ななも

タクシードライバーのななものレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
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うわ〜なんだか刺さってしまう映画だったな…。
70年代のアメリカほどじゃないかもだけど、現代の日本もだいぶ鬱屈とした社会になっていると思うし、自分がトラビスになっていたかもとすら思う。

働いていても社会との繋がりを感じなかったり、自分がいかに小さな存在であるかとか、社会や権威に対しての自分の無力さを知ってしまって、でも正しいことをしたいというフラストレーションは溜まる。
そして過激な行動が自己表現の手段となる。全然ありそう、というかこんな事件たまにあるじゃないかー。

帰還兵や売春などの問題も絡むがゆえにコメントしづらいのだけど、このセリフは何度も聞いちゃった。

“Loneliness has followed me my whole life. Everywhere. In bars, in cars, sidewalks, stores, everywhere. There's no escape. I'm God's lonely man.”
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