初代の午前十時の映画祭のラインナップに選出されたことで存在を知って、それ以来ずっと気になっていた作品でしたがついに見ることができました。また、マーティン・スコセッシ作品自体見るのが初めてでした。
ベトナム戦争の影を2時間ずっと感じました。台詞こそ少ないものの、錯乱していくトラヴィスの感情が夜のニューヨークの映像だけでこちらに痛いほど伝わってきました。心情の変化がとても丁寧に描写されていて、異常者に共感してしまうような作りがすごかったです。
同じアメリカンニューシネマということで、マグナム44だったりとダーティーハリーに少し雰囲気が似ている気もしました。
それにしても音楽が良かったです。