このレビューはネタバレを含みます
若い頃見たけど、忘れてしまってたので鑑賞。
ストーリーは、ベトナム戦争上がりのトラビスが、タクシードライバーとして働くが、市内を走りながら街の人々の荒んだ状況を目にする。
日に日に積もるフラストレーションを爆発させ、大統領候補の暗殺を企てる。
ところが、乗客として知り合った少女を救うために一つの売春組織の崩壊を実行する。
多くは語らないが、撮影描写でストーリーの背景を、見ているものに理解させるのが上手だなぁ。
ベトナム戦争後、何事もなかったかのような街の雰囲気、不条理に鈍感な人々、上っ面の政治。監督は、世の中の矛盾や不条理を題材にしたのが好きなんだろうなぁ。