ShiroKyogoku

タクシードライバーのShiroKyogokuのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.5
「ジョーカー」が、今作も取り入れているみたいなので鑑賞。
尾崎豊のどれかのアルバムのジャケットに、この題名とデニーロの名前が書いてあって、昔からいつか観ようとは思っていて、ずっとそのままだったなぁ

ジョーカーとの繋がりでは、銃の手に入れる過程の部分や、エレベーターでのジェスチャーなど、コレね〜!と納得‼︎

でも、そのことよりもびっくりだったのは、ジョディー・フォスターが出ていたことっ‼︎まるでレオンのマチルダみたいな感覚なんどけど!
そして、もう言うこと無しのデニーロ最高映画‼︎デニーロじゃなかったらこの作品は一体どんなことになってたかと思う程、デニーロじゃないといけない一本。
今までゴッドファーザーから入って色々なデニーロを観てきたけど、あんな髪型のデニーロをこの歳になって拝めるとは思ってなかった(笑)
中間の髪型と格好が、トゥルーロマンスっぽかったのは気のせい?

デニーロとジョディーの若かりし頃とその存分な演技を見られた事だけで大満足だったけど、ストーリーとしても、ほんのボタンの掛け違いによる結果だけで人間どのようにでも評価されてしまう事もあるんだなと、しっかり最後まで飽きさせないものだった。
人は目に見える結果のみを評価し、そこに内包するもの、そこに至るまでの過程といったものは、他者からは決してわかるものでなく、真実とは極めて捉えることの容易なものではないんだろうな、と思った。

音楽と全体の雰囲気もレトロな感じで好みだった。
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