るか

タクシードライバーのるかのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.9
個人の自由が尊重されるからこそ、社会の中で自分の役割や居場所を自分で見つけないといけないという不安は、主人公のような帰還兵に限らない、多くの人たちが抱えていると思います

主人公の行動はそんな不安から産まれた、「自分の存在を確かなものにしたい」という思いに基づいていました

戦後の自由な社会の中で居場所を失った青年がもがいている
これは現代社会にも共通な、深刻なテーマだと思います

今年ジョーカーが大ヒットしたのも、そんな不安が今の社会にも根を張っているからでしょう
この不安をいち早く察知して描いたのが、タクシードライバー なのだと思いました
すごいね!👍
るか

るか