この作品は監督スコセッシ×主演デニーロがコラボした映画で、その年のカンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた。
当時すごく話題になったクライム映画で、本作にインスパイアされて起こったレーガン大統領暗殺未遂事件は世界中のメディアが取り上げた。
監督の趣味の関係もあり、沢山のサックスのジャズミュージックが使われている。また、監督自身もこの作品に脇役として出演している。
売春婦役のジョディフォスターは当時13歳でもちろんたくさんの規制が入り、その点での撮影中の苦労話も多数ある。しかし、彼女はこの映画で、その年のアカデミー助演女優賞にノミネートされその後の彼女のキャリアに花を持たせた。
音楽とデニーロのキャラと汚い街並みなどがマッチしていて、凄く綺麗な映画に見えました。
スコセッシのセンスが感じられ、70年代の古き良きアメリカ映画って感じ。
この映画が好きな人達の理由もよく分かります。
しかし、肝心のストーリーが自分は嫌いです。マジで何がしたいのかよく分からなかったです。デニーロの役の人の気持ちに最後まで慣れませんでした。
そして、凄くスローペースに話が進む映画でそうした方が丁寧に渋さ的なものを醸し出せますが、自分の趣味には合いませんでした。
結論、もっと歳とってからまた観ます。
