どんなに評価の高い映画でも、自分なりの評価に照らして考えるとイマイチ、という映画ってあるものです
タクシードライバーは、そんなイマイチの映画です
まず安っぽい音楽がたまらなく嫌です
わざとでしょうか?
また主人公のタクシードライバーのキャラクターが掴み難くて、美人に執拗に付きまとう気味の悪い内向的なヤツかと思えば、大胆にもナンパしたり
あなたみたいな人は初めてよ、的なセリフを言わせて、観る側にそうかと思わせたかと思えば、おかしな映画に連れて行って振られるという意味不明な行動
そんなだから、タクシードライバーが銃を購入して、妄想に浸り出し暴走する過程も、唐突感があって、「彼ならやりそう」とならない
感情移入しかけたところで、ハシゴを下されるみたいな感じです
自分の評価基準の中に、感情移入できるか、人に勧められるか、もう一度観たいか、ワクワクドキドキするか、幸せな気持ちになれるか、といった基準があるのですが、どれをとってもダメでした。
というわけで60点です。