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タクシードライバーのRyuのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.9
マーティン・スコセッシ×ロバート・デ・ニーロの最強タッグ。この前「ジョーカー」を観たばかりなので、ジョーカーがどれほどこの作品に影響を受けていたのかがわかりました。しかもジョーカーには今回のトラヴィスとは反対側の人間としてデニーロが出演。アツいな〜と思いました。自分はアーサーにかなり感情移入したので、トラヴィスにもめっちゃ感情が入りました。このなんともいえない孤独感・虚無感がたまらない。そこにNYの街並みやサックスの音色が絶妙にマッチし、さらに侘しい気持ちにさせてくれました。そして今回もデニーロの演技は安定で素晴らしいものでした。このなんともいえない絶望感の中で堕ちていく様を見事に演じていたと思いました。いつも通り役作りもハンパない。体づくりはもちろん、なんと数週間ホントにタクシードライバーを務めたといいます。どこまでストイックなのか。アイリス役のジョディ・フォスター。色気もあるが、ちょっと子供っぽいな〜と思ってたらなんと当時13歳!?よくこんな年齢でこんな役を演じたなと感心しました。この作品に影響されて、とんでもない事件が起こるくらいだからなー。とんでもない影響があった作品だったんだなと思いました。
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