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テクノポリス21Cのmitakosamaのレビュー・感想・評価

テクノポリス21C(1982年製作の映画)
3.0
スタジオぬえと後のアートミックのスタッフによる、近未来のロボット警察をモチーフにしたSFアクション。

犯罪が多発する未来都市センチネルシティにて、テクノロイドなるロボット警察組織テクノポリスが設立される。
テクノロイドの教育係として抜擢された壬生京介・エレナ・カオルは、それぞれブレンダー・スキャニー・ビゴラスを充てがわれる。
テロリストにより新型戦車テムジンが奪取され追うテクノポリスの活躍が描かれる…と言った内容。

先ず…この作品を作った上で時代が追いついていなかった…というのが全てだろう。
82年の当時でも作画のレベルが高い訳では無いが、それ以前にレイアウトが凄いボンヤリしてる。ストーリーもちょっと雑な印象だなぁ。ラストにかけてカオルとビゴラスが話に絡まないなど、粗も目立つ。

メインのデザインはスタジぬえの宮武だけあって、とても良い。特にスキャニーはこの時代じゃあり得ないセンスの塊だ。女性型ロボで顔がハニカム状のカメラだぜ…。コアの脱出機能とか設定も楽しい。
それに車両関係のデザインは河森だし、全体的に面白い。

やっぱり脚本も演出もレイアウトも、もっと整理して今の技術でリメイクしたら相当面白いモノになりそうな予感はある。
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