えり子

リリオムのえり子のレビュー・感想・評価

リリオム(1934年製作の映画)
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リリオムって主人公の名前なのね。
飲む、打つ、買うの身勝手なクズなのに何故か女性にモテる。
悪友もいる。
大人しい、優柔不断のジュリーと結婚してヒモみたいな生活であげく妻に手を挙げる。が、妻がまた非常にもじもじ、やっと、まるで罪の告白のように妊娠したと言う。それからリリオムが歓喜するのね。ところが真面目に働くのではなく、悪友と強盗しようとする。何処までもクズなのね。
それから、悪事に失敗して自殺。それからが、長かった。
結局、リリオムの自己分析は正しいのに、あの奥さんのとんでも発言、
「打たれたけど痛くなかった。」には呆れましたわ。
だから、DVは続くのね。
クズ男を演じたシャルル、ボワイエは私生活では細君に死なれて2日後、自殺した。
警察署の呼び出しに応じたリリオムと悪友が、何時間も待たされる。
その後、「署長はいない」と言った警察の人が、立派な服の紳士が来て「署長に会いたい」と言うと、手の平返しに「おります」と彼を導く。
人間の嫌な面を見せました。
えり子

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