tunic

赤い蕾と白い花のtunicのレビュー・感想・評価

赤い蕾と白い花(1962年製作の映画)
4.5
吉永小百合じゃなければ許されない失言に暴言の数々。何気に下ネタも多い。浜やんに靴のヒモ結ばせたあげくにキッス強要するなんてセクハラでは?とはいえまだまだお子様。金子信雄にお姫様抱っこされる母親の写真目撃して大号泣。家出の支度するうちになんだか楽しくなっちゃって、親への抗議のつもりが退屈な日常へのレジスタンスに目的変更。家出にかこつけて浜やんと銀座デートするも、映画の前に釜めし(日比谷の鳥ぎん?)食べて、まだなんか物足りないつって50円均一のKATATEレストランで親子丼とナポリタン、旅館では夜食におにぎり三個ずつと、ヤングの食欲すさまじい。家出の前にうぐいす餅も食べてたな。なんだか食べ物まわりばかりに気をとられてしまったけれど、大人も子供も口達者すぎてある意味ファンタジーの域にある石坂洋次郎ワールドを存分に楽しんだ。谷栄とのオンナの幸せとは何かトークもすごかったな。
tunic

tunic