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社葬のののレビュー・感想・評価

社葬(1989年製作の映画)
3.5
会長派閥と社長派閥で争う新聞社で突然死した社長の社葬の準備に追われながら、次期社長候補を巡った社内政治を描くブラック・コメディ作品。

「会社版仁義なき戦い」と言われる本作は「新聞はインテリが作りヤクザが売る」という字幕から始まり、ヤクザよりも醜い社内政治を名門大学卒のインテリが繰り広げるのが実にアイロニー。

その上、主人公は中立というどっちつかずでいいとこ無しの浮気男。
ただ自分の身が危うくなった終盤でようやく奔走したところは良し。

個人的に男たちよりもそれを支えるいい女たちの演技が印象に残って面白かった。
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