にこ

ロシュフォールの恋人たちのにこのレビュー・感想・評価

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)
3.8
午前10時の映画祭にて。
ファーストデーだというのにいつも午前10時見に行く映画館の閑古鳥鳴きすぎてやばたん。
まあ静かに観れるわ、チケット取りやすいわでいいんですが、常々潰れないか心配笑

初見でのロシュフォールの恋人たち。
シェルブールの雨傘で心を射ぬかれた私としてはやはりロシュフォールの恋人たちもはずせない。映画祭でやってくれるんならよろこんで観に行きます!!!
シェルブールの雨傘のようにセリフ全部が歌ではなく、ちゃんとしゃべる箇所あり、突如として歌やダンスが始まる点では通常のミュージカル映画です。
もちろん名作ミュージカル映画ともなれば、聞きなれた曲もあり、いい曲あり、素晴らしいです。
私は双子の歌が好き!
ミファソラーミレ レミファファファレド♪

そして双子の妹役のデルフィーヌのカトリーヌドヌーヴの美しさ、メロメロ。
今も歳は重ねてもお美しいですが、若い頃ほんと美人。
双子の姉役のソランジュはカトリーヌドヌーヴの実の姉という驚き。そら似てるわ笑
雨に唄えばのジーンケリーも出演してて、なかなか豪華でっせ。

ストーリーはフランスの田舎街のロシュフォールの年に一回のお祭りの準備のため、大道芸人らが街に訪れるところから、お祭りが終わり、街を去るまでの数日間の男女三組のすれ違いの話。
一番はじめにわかるカトリーヌドヌーヴと水兵の恋だが、どちらも夢の中の想い人同士、二人ともそんな理想の恋人を求めてロシュフォールを離れることにする。
あと数秒、だったり、周りのみんなも引き合わせたれよ!!!っていうもどかしさがが半端ない。

正直、歌と躍りがなければストーリーは一時間で終わるんじゃねぇかなって感じなんだけど、まあミュージカル映画の醍醐味、ということで楽しく可愛く素敵な映画でした!

私の後ろの席の老夫婦が
「この映画も40年ぶりくらいかぁ」なんて呟いてたのがなんかほんわかした。
奥様とまだまだ仲良くお過ごし下さい……
映画って、いいよね。
にこ

にこ