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ロシュフォールの恋人たちのScreen7のレビュー・感想・評価

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)
4.3
なんてハッピーで華やかな映画なんだ!ご機嫌で愉快で、幸せな気持ちに包まれる。
陽気な登場人物たち、気分上がる音楽、カラフルな色使い、可愛くてお洒落な衣装(昔のヨーロッパ映画って帽子が素敵ですよね)。
どれをとっても私が好きな要素だらけ。
録画したのを鑑賞したけど、これは保存版に決定!
『LA LA LAND』に影響を与えた作品の一つとして挙げられている今作ですが、鮮やかな色彩が素敵。街を歩いている親子も、それぞれペアで色合い揃っているんです。

恋模様が複雑なようで結構単純、上手くできています。双子の姉妹は素敵な出会いで出会った2人の男性。そして、彼女たちのお母さんにも忘れられない人の存在が。
(気持ちの方ではなく、目ではっきりと分かる方の)すれ違いが何度もあるんですけど、「そこを動かないで〜」とか「そっち曲がって!」とか登場人物たちに言いたくて言いたくて堪らなかった。笑
簡単にくっつきそうなのに、めちゃ遠回りするんです…歯がゆい気持ちで見てました。
最後のシーンは、観ているこっちの想像を掻き立てられる感じ。これでハッピーエンドじゃなかったら絶対嫌だ!

話の設定は、ロシュフォールで開催されるお祭りの2日前から始まります。
つまり、お祭りは日曜日なので金曜日〜月曜日の朝までの話。怒涛の週末過ぎます。笑

予想以上にミュージカルシーンが多くて楽しかったです。
お茶目な歌詞と耳に残るメロディーがいい。サントラ欲しいなぁ〜
あと、洋画の駄洒落ってどうやって訳しているんだろう?しょっちゅう抱いてる疑問なんですけどね。(今作の"なんと ナント"とか。)

『雨に唄えば』のジーン・ケリーが音楽家のアンディ役で出演。あれから14年経っても相変わらず歌上手い!
あと、ちょっとやんちゃ坊やのブブ可愛くてお気に入り。

ハッピーなミュージカル映画を好む人にはお勧めです。歌も踊りも恋物語も楽しい作品。
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