さとし

沈黙シリーズ第3弾/暴走特急のさとしのレビュー・感想・評価

3.5
90年代アクションの傑作・後編

この作品について語ってしまったら完全に年齢がバレそうですね。
こちらは高校生の時にビデオで見ましたね。

アメリカアクション界のレジェンドことセガールおじさんが列車をハイジャックしたテロリストと戦いを繰り広げます。いわゆる「ガール オン ザ トレイン」ならぬ「セガール オン ザ トレイン」でもいけるし「ダイハード オン ザ トレイン」とも言える今作です。

要するに「ダイハード」のハンス グルーバーがパソコンオタクでチャラいノリの人間だったらどうなるのだろうとか、彼の右腕でテロリスト軍団のリーダーがジェイソン ステイサムをもっといかつい感じにしたらどうなるのだろうという感じです。

セガールは当時も不思議ちゃんでしたが、ショーン コネリーとアクションの特訓をしていたら腕をへし折ってしまったりとトラブルメーカーな面もあります。彼は「沈黙の戦艦」が大ヒットしてしまってその後「沈黙の要塞」が興行収入的にダメダメで仕方がなく「暴走特急」をやった感じです。ケイシー ライバックという名前で「沈黙の戦艦」に続き演じました。ちなみに悪役のパソコンオタクを演じたのは舞台俳優のエリック ボゴジアン。あとNASAならぬATACには「ロボコップ」の悪役ことカークウッド スミスが登場します。セガールの相棒には「ザ コール」のモーリス チェスナットそして、姪っ子には「グレイズ アナトミー」のキャサリン ハイゲルが登場します。しかし、個人的には「ベター コール ソウル」や「ブレイキング バッド」にも出演しているジョナサン バンクスがいきなり車掌を殺し列車を運転するスコッテイの役だったことに気づいた時は思わず「若い」と言ってしまいました。

まあ、当時はもちろんICLOUDもグーグルフォトもなかったわけで、この作品を見てファクシミリが今の若い子に通じるかどうか不安です。ファックスもわからなさそうですね。何か「え?ファックスって何?下ネタ?」とか言われそうです。当時はデスクトップのデータをノートパソコンに移さないといけなかったので大変でしたよ。この映画を見ると「え?予備のCDーROMはなklなかったの?」とか「何で音声データしか記憶できないはずのCDに目に見えるデータが写せるの?」等の疑問が考えられそうです。

まあ、ツッコミどころの多い作品です。「ダイハード」以上に個性に富んだ面々だったのでしょうね。あの名監督マット リーヴスが共同脚本になってるのも笑えます。こういう時代があったのかという感じです。音楽も良かったです
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