Masato

沈黙シリーズ第3弾/暴走特急のMasatoのレビュー・感想・評価

3.4

沈黙の戦艦の正式な続編

何からなにまでバカな映画。脳筋なのかインテリなのかわからないマッドサイエンティストとコックのセガールが闘う。

舞台が珍しい戦艦から陳腐な列車にへと変わったので、ありふれたハイジャック映画と同じになってしまい、セガールのアクション以外は新鮮味がなさすぎる。CIAが呑気で無能すぎる。町ごとぶっ壊すくらいの威力のある兵器を敵に乗っ取られたのにも関わらず、忠告だけで済まされるお偉いさんの甘々っぷりもさることながら、すべてが中卒レベルの知能で繰り広げられている面白さ。

肝心のセガールのアクションもラスボス戦になるまでは真価を発揮せず、ひたすら銃撃やら簡単な武術で済ますから面白くない。まあこれは前作にも言えることなんだけど、セガールはマジで強いんだから、もっとその力を発揮できる設定と舞台を用意してほしいところ。迫っくるしい場所ではなく、もっとアジアのどっかとかにしたほうがいい。

いつも通りのあっさりしたラスボス戦のセガールの手技がマジでヤバい。早すぎて見えないくらいにぶん殴ったり投げ飛ばしたりしてる。余裕かましてターミネーターみたいな歩き方をして敵に近づくのが面白い。ここだけのシーンを見たら、どっちが悪役なのかわからない。セガールのみなりが悪役すぎて。

とはいえど、それなりには楽しめる内容だったし、前作のプレイメイトのエッチなヒロインに当たる位置がおしゃべり黒人になったり、姪っ子、大尉、バーテンダー、ブラジャートラップの人など、女性キャラが軒並み美女揃いでキャスティングが神なのは最高。

思春期のティーンにテディベアを渡すなんて、最近の娘は分からんって言うけれど、それあんたがおかしいだけやでライバックさん。
Masato

Masato