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荒野のガンマン/致命的な仲間のmasayaanのレビュー・感想・評価

3.0
60年代という、西部劇が、あるいは映画が終わった時代に西部劇でデビューしなければならなかったペキンパーという不条理にまたもやグッタリ。「こんなはずじゃなかった」というのが、ペキンパー映画の端的なキーワードかも知れない。

誤って撃ち殺してしまった男の子を故郷で埋葬するために、その母親を護送する強盗団の話なのだが、復讐劇にメロドラマ、恋のライバルにアパッチとの抗争など、テーマはややとっ散らかっている印象か。明らかにジョン・ウェインのそれを意識したブライアン・キースの無愛想な男の魅力は残念ながら不発に終わっている。
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