カトリーヌ・ドヌーヴ見たさで鑑賞し見られたのは満足だが、それでもなお余りある後悔をするとは思わなかった(笑)。子供に不思議なアザが現れて...というつかみは抜群でどんな神秘的な話になるんだろう？と思っていたらテンションとしてはそこがピークで、あとはなだらかに下るだけのゲレンデでありボーゲン(暴言)の練習にはもってこいのシャマラン的空間。そしてオチは崖から落ちるようでもあるしなあ...SFなのか心理サスペンスなのかホラーテイストなのか、どれもちょっとずつ入れて大して美味くない出来の悪い幕の内弁当的な感じ。ドヌーヴ、そしていつものセクシーさを押し殺してシリアスな演技をしていたのが思いのほかハマっていたモニカ・ベルッチだけが印象に残る。
