たけちゃん

眼下の敵のたけちゃんのレビュー・感想・評価

眼下の敵(1957年製作の映画)
4.6
祖国、義務、質問はするな!


ディック・パウエル監督 1957年製作
主演ロバート・ミッチャム、クルト・ユンゲルス


水曜日恒例のシリーズ「潜水艦映画にハズレなし」
今日はお待ちかね「眼下の敵」(。・ω・。)ゞビシッ!!


いや~、めっちゃ面白い~\(^o^)/
ひさ~しぶりに観ましたが、昔よりも良さが分かるなぁ。引き込まれましたわ~( ˘ ˘ )ウンウン
潜水艦映画の面白さが全部入ってるね!
とても60年前の作品とは思えません。
これはオススメできます(。・ω・。)ゞビシッ!!



戦争を美化するわけじゃないですよ。
でも、この映画はまるでスポーツのように戦闘を描きますよね。最後もスポーツマンシップにあふれてるし。これなら、戦争映画が苦手な人もいけるはず!
アメリカ軍とドイツ軍のどちらに肩入れすることもなく描いてあるのもいいなぁ。男の友情物語ですよね( ˘ ˘ )ウンウン



南太西洋上で出会ったU・ボートと護衛駆逐艦。
職務を遂行しようと、攻撃を仕掛けます。
しかし、敵の動きや行動を読み合いながらも、互いに決定打を欠き、そのうちに相手の力量を認めていくようになるんです。それが実にいい( ˘ ˘ )ウンウン

また、艦長が2人とも、事実かどうかはさておき、戦争に対して否定的なのもいいなぁ。

原作は元イギリス海軍中佐のD.A.レイナーの実体験に基づく小説です。そのレイナーの戦争に対する考え方が2人の艦長に反映されていたのでしょうね( ˘ ˘ )ウンウン


アカデミー賞視覚効果賞を取った本作は、特撮も素晴らしい。また、駆逐艦は本物を使用しているし、爆雷が投下されるシーンは、爆発が本物故の迫力にあふれていて、感動しましたよ~。
だから、リアル過ぎて、怖い~(T_T)
潜水艦乗りにはなりたくな~い、って思いました( ˘ ˘ )ウンウン



アメリカのバックレイ級護衛駆逐艦「ヘインズ」の艦長マレルを演じたのはロバート・ミッチャム。民間出身の「素人艦長」と揶揄されていたが、U・ボートと接触した最初の敵の攻撃を見事に読んでかわしたことで、乗組員の信頼を一気に獲得する。



そして、ドイツのU・ボート艦長シュトルベルク役はクルト・ユルゲンス。彼のハリウッド初出演作です。潜水艦乗りという雰囲気が素晴らしく似合っていました\(^o^)/

大好きなシーンは、駆逐艦の爆雷攻撃に晒されて、精神的に追い詰められていくクルーを鼓舞するために、大きな音でレコードをかけ、自ら先頭に立ってみんなで歌うように促すシーンです。「U・ボート」にも同様のシーンがあったけど、こちらが先ですね!


ドイツ軍の潜水艦乗りは帽子の被り方が本当にカッコイイなぁ。なんで、船の中で帽子被るの?って思うけど(笑)

ラストシーンの艦長二人の会話が素晴らしくて、本当に泣ける。映画史に残る名ゼリフ( ˘ ˘ )ウンウン




なお、この映画のクルト・ユルゲンスが演じるシュトルベルク艦長、「U・ボート」でユルゲン・プロホノフが演じる艦長、そして、「レッド・オクトーバーを追え!」でショーン・コネリーが演じたラミウス艦長が、僕の大好きな三大潜水艦艦長です(。・ω・。)ゞビシッ!!



やっぱり潜水艦映画はハズレんね~(。・ω・。)ゞビシッ!!