今作、出来の悪い一人息子がいる事とかたせ梨乃さんが弁護士役という設定以外は特に目新しい要素はなく、タイトルに「新」がつけられた意味するところは観終えた今なお不明である。
とはいえ、これまでの岩下志麻さん姐御の流れは踏襲されており、演者含め、美術や物量投入等の見所はあった。
ただ高嶋政宏の演技はいいとして、バカ息子のキャラ設定というか演出が過剰すぎるというか…
また悪役としての宗田(ソウダ)演じる桑名正博はキャスティングとしては弱い印象。
まあなんにせよ、このシリーズは一作目と三作目だけ観ておけばいいかなと。
このシリーズのみならず、ヤクザの世界でも経済界や政治界でも、初代が偉大だと超えるのはなかなか難しいもんですね。