ドラゴン危機一発の作品情報・感想・評価

「ドラゴン危機一発」に投稿された感想・評価

小一郎

小一郎の感想・評価

4.0
私の好きな文芸評論家、斎藤美奈子さんの著書に『趣味は読書。』というのがあるのだけれど、将来『趣味は映画鑑賞。』とか胸を張って言うためにはブルース・リーは通過儀礼でしょ、という勝手な思い込みを満たすべく、新宿ピカデリー9周年企画「ブルース・リー4夜連続上映」に参加してきました。

もうね、ブルース・リー、ヤバい。鍛え抜かれた肉体を持つアスリートで、圧倒的な風格を備えた格闘家で、アイディア抜群な稀代のエンターテイナー。作品を重ねるごとに、研ぎ澄まされていく肉体美と広がるアクションのバリエーション。リアルタイムで観たオジサンたちが今でも盛り上がるのが良くわかる(私は初めて観ました)。

1夜目は原点ともいうべき第1作『ドラゴン危機一発』日本初公開復元版英語。『007 危機一発』からもじった、内容とは無関係の邦題ににじむB級映画感。しかし、4作観た結論としては、いくらストーリーとか演出がアレでも、すべて許せる。ちなみ本作は4作の中でブルース・リーが一番コミカルな演技をしていて、そこが結構好き。

本作は<当初ジェームズ・ティエンを主役に据えた作品で、リーは準主役という位置づけであったが、リーの凄まじいインパクトに彼を主役に据える方向でシナリオが書きかえられた>(ウィキペディア)。

そのせいか前半はティエンのアクションが続き、我らがブルース・リーは、絶対に喧嘩をしない誓いを立てた設定で、なかなか魅せてくれない。しかし、ついにその誓いを破るとき…、「はやっ!」。スピード、技の切れ味が一人別次元。圧倒的な強さ、風格、この映画の王様は誰か一目瞭然の説得力。

本作はブルース・リーの代名詞ともいえる怪鳥音(「アチョー」ですね)とヌンチャクアクションは出てこない。しかし、まずこの作品を観たおかげで『ドラゴン怒りの鉄拳』におけるブルース・リーのエンターテイナーとしての凄さにいたく感動した。

本作だけしか観なかったら、ブルース・リーの凄さはイマイチわからなかったかもしれない。しかし、観ておかなければ、他の作品で今抱いているような感動はなかったかもしれない。

●物語(50%×3.5):1.75
・なんだかんだ言って、結構楽しんだかも。

●演技、演出(30%×4.5):1.35
・ブルスー・リーのいきなりの速さにビックリ。

●映像、音、音楽(20%×3.0):0.60
・あんまり覚えてないけど、可もなく不可もなく的な。

●お好み加点:+0.30
・ブルース・リーを堪能するなら、まずコレを観なければ。
scotch

scotchの感想・評価

3.2
ブルース・リー、やっぱり魅力的ですね。超かっこいいっていうんじゃないけど、時折見せる笑顔のキュートなこと。
ストーリーは超単純。自分の仲間たちを殺されまくった主人公が復讐するというもの。
仲間が失踪しているのに出世して喜ぶ、とかギャグ?といった場面も多々あり。
それにしても簡単に人を殺しすぎ。主人公ももはや最後はただの殺人鬼です(笑)
屋台のねえさんとラストでヒロインを助ける女の何かを企んでいるかのような笑い。しかし、なんにもなかった、それが個人的にはツボでした。
Fieldpan

Fieldpanの感想・評価

3.0
・13/07/22:WOWOW【初鑑賞】
監督のロー・ウェイがあまり好きになれないのかもしれない。
編集が上手くないし。

でもブルース・リーの動きは目覚しいものがある。
母を養うためにタイへと出稼ぎにやって来た青年(ブルース・リー)が、勤務先の社長が強制している麻薬密売行為に肉薄していく。アメリカから香港に凱旋帰国したブルース・リーが、最初に製作した主演映画。邦題は危機一髪ではなく、「危機一発」を採用している。

物語内容は、底辺部の労働者たちが金欲と保身にまみれている上司に向かって、勇猛果敢に噛み付いていくというパターン。リーは母との約束で喧嘩を封じている青年のため、アクションは少なめ。しかし、「殴る価値のない奴は殴るな」の精神に則り、必要なときだけ行動を起こすのが非常にカッコいい。

私はパロディやオマージュ作品からリーのことを知らされた世代なのだが、腰を据えて映画鑑賞すると、カンフー映画の原点にして頂点であることがよく理解できる。また、厳密にはリーの格闘術はカンフーではなく、独自のマーシャル・アーツ(勝つためには何でもやる!)であることも再確認することができ、新しい発見に興奮を禁じ得ない。

今回は怪鳥音(アチョー)の音声が入っている広東語吹替版を初鑑賞。取ってつけたようなサンプリング感覚に笑わせられるが、これはこれで良い味が出ている。ナイフをもった相手への予備動作なしの高速キック!
お話はデタラメだし、演出は稚拙で緩いし、おまけに時代考証はメチャクチャ(笑)
ある意味惨憺たる出来栄えの映画なのに、発散してくるパワーが凄い
キャストであれスタッフであれ、みんなで汗水垂らしながら一生懸命撮ったんだろーね
そんな情熱みたいなモノが伝わってくる
BGMがクリムゾンやフロイドの無断借用だっていーじゃないか!
いや、よくないか…(笑)
太郎

太郎の感想・評価

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2017/08/20 DVD ¥50
DVD
megusuke

megusukeの感想・評価

2.1
ブルース・リーのアクション以外が緩過ぎる映画。

主演以外のアクションのキレがない!
話の進め方が行き当たりばったり!
前準備とか、進行の段取りが存在してないのではないかと疑いたくなる感じで、ある意味珍体験だった。

そんなんなんだけど、間抜けな主人公チェンの演技のコミカルさと、アクション時のキレッキレなチェンさんのカリスマぶりが堪能できて、観た後に謎の満足感がある。全然そんなラストじゃないのに。

こんな作品でも輝きを放つ、ブルース・リーの魅力の凄さを体感できる作品でした。
おぼこいリーさんかわいい。ストーリーはめちゃくちゃだしリーさんが出てなければ確実に駄作だけどリーさんだけで持ってる映画
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