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39 刑法第三十九条のKのレビュー・感想・評価

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)
3.8
心神喪失及び心神耗弱とみなされた場合の犯罪の不成立及び刑の減免を定める刑法第39条を扱った心理サスペンス。

惨虐な事件を犯した犯人を守る法律の抜け穴。それによって守られない被害者の遺族の気持ち。

正義はどこにあるのか。所詮、精神鑑定人の主観に過ぎない。刑法第39条で被告人を無罪にすることは、人権を奪うこと。

終始重い。堤真一の演技が凄まじい。

そう、”〜と思う”という主観でしか語られない違和感、これにしっかりと釘が刺される。
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