れもん

39 刑法第三十九条のれもんのレビュー・感想・評価

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)
4.0
1999年…20年前の作品。
というわけで、鈴木京香も堤真一も若い!
岸部一徳、江守徹、國村隼、樹木希林…出演者みんなが若い!
なんだか内容よりもそっちが気になってしまった序盤。

それにしても、邦画アレルギーの人が観たらアナフィラキシーショック起こして死んじゃいそうな作品だった。
ボソボソ小声で喋って聞こえにくいセリフ、酔って吐きそうになるほどグワングワン揺れるカメラ、そもそもどこ映してるの?っていう謎の画角、意図のわからないロングショット。
割と邦画が好きな私でも「こういうことやるから邦画は嫌いって言う人が居るんだろうなあ」と思ったレベル。
そういう謎の表現技法というか演出が、上手く作用してるんじゃなくて内容理解の邪魔にしかなってなかった印象。

とりあえず、堤真一の少年時代の俳優が全然堤真一に似てなかったのが一番不満。笑
あと、母親の口元についたごはんつぶを娘が自分の口で取って食べるとかありえないと思った。笑

ストーリーは嫌いじゃなかったけどなあ。
雰囲気はなんだか『脳男』を思い出す感じだった。
鈴木京香が『脳男』の松雪泰子っぽい境遇だった気がする。

違う演出で観てみたかった作品。

【2019.08.26.鑑賞】
【2019.08.27.レビュー編集】
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