Ojigi

39 刑法第三十九条のOjigiのレビュー・感想・評価

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)
3.3
《殺人犯は多重人格か否か》

刑法第三十九条
一、心神喪失者ノ行為ハ之ヲ罰セス
二、心神耗弱者ノ行為ハ其系ヲ減軽ス

ホラーじゃないけどJホラーみたいなじめーーっとした空気が流れる映画。
とにかくめっちゃ暗い😔
そしてカメラのぐらぐらと傾きが半端ない。

見どころは殺人犯役の堤真一さんの演技。すごい役者さん。
しかし登場人物全員が変で、それがとっても気持ち悪かった😰
最早堤真一が一番まともなんじゃないかって思えるレベル笑
特に江守徹さんの演技のクセと岸部一徳さんのガムくちゃくちゃが強烈。咀嚼音が苦手な方は注意。

実際はどういう風に精神鑑定を行っているのか知らないけれど、2人の鑑定官の意見だけで決めちゃっていいのかな。結局主観だし。
と思ったら、今作で問題提起したかったのはこの刑法第三十九条の是非だったんですね🧑‍⚖️

つっこみポイント👉
・殺人犯を精神鑑定するのに手錠もかけず、近くに看守もいない部屋でやるの?
・裁判でも手錠なしなの?

あえての部分はあると思いますが、ストーリー、音、演技、カメラワーク、雰囲気全てでじわじわと不快感が積もっていき、観賞後も嫌な感じがこびりついて離れないような作品でした…。
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