Azuという名のブシェミ夫人

イン・ザ・スープのAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)
4.5
いったい何年ぶりでしょうか、前に観たのVHSだった気がするし。
久しぶりに観ることができました。
ありがとうTSUTAYAディスカス(回し者ではございません)

ブシェミの可愛さが爆発しております。
点数甘々ですスミマセン。
彼を主演に映画を撮ってくれて、ほんとに監督ありがとう♡
ブシェミはウォーリーを探せ状態なくらい一瞬しか出てこなかったり、即死んだり、即とは言わずともいずれにせよ死んだりする役が多いので、主演でずっと出て来てくれるのは本当に嬉しい。
ブシェミに割り当てられる役というのは、大抵生き方が下手なキャラなのです。
そしてショボくれればショボくれる程、痛い目に合えば痛い目に合う程なぜか愛おしいのです。
(ブシェミファンはもしかしたらドSかもしれない)
本作のアルドルフォも同じで、映画製作の夢を自分の人生の拠りどころとしながらも、その生き方はどこか検討違いであり、厄介ごとに巻き込まれては困り顔になる。
始まりの卵の割り方からして不器用さが全開で笑ってしまう。
何その料理。超マズそうなんですけど。笑

お金が貰えるワーイワーイ・・・そんな上手い話は無いのよ、おバカさんね。
しかし、その周りの登場人物たちが変わり者だらけで、アルドルフォすら霞んでしまいそうなほど。
特にシーモア・カッセルが演じるオッサン、ジョーである。
アルドルフォを気に入ったと言い、オイオイ距離感近いなと突っ込みたくなる可愛がりようでブシェミをこねくり回す。
まるで突然ムツゴロウさんの前に投げ出された動物のように戸惑うブシェミ。
アルドルフォがイチャイチャしたい相手はお隣に住む美人さんジェニファー・ビールスなのに、彼の耳を甘噛みするのはオッサンである。
私もブシェミをこねくり回したい。
いや、逆にブシェミから私を(自粛)
とにかく羨ましいぞジョー。
アルドルフォが映画を製作するつもりが、彼の人生自体がいつの間にやらジョー監督による映画『アルドルフォ』になってるんだ。

サム・ロックウェルやスタンリー・トゥッチもさり気なく出演しているし、プロデューサー役のいかにも業界人なジム・ジャームッシュが妙にカッコイイ。
羽が舞い落ちる中、『君は天使だ』と言う可愛いブシェミ。
美しい笑顔で『あなた狂ってるわ』と返されるブシェミ。
最高に狂ってて、最高にダサい。
不器用に踊るチャチャチャに萌え死ぬし。
大好き♡♡♡

自分の人生かき乱されたって、何も無かったあの時よりずっと刺激的な毎日だったでしょう。
それでこそイイ映画が撮れるってもんさアルドルフォ。
これで良かったのかって?
良かったんだよ!
だって完成作を観るジョーの顔は、きっとほころんでるもの。