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シュアリー・サムデイのcherryのレビュー・感想・評価

シュアリー・サムデイ(2010年製作の映画)
3.5
出ている俳優陣が豪華なことに惹かれて鑑賞。少しだけ出演するだけの警官役に、妻夫木聡は豪華すぎる...。小栗旬が監督ということで、友達の俳優をぎゅっと集めたような作品だった。

物語は、文化祭の中止に抗議するため学校に爆弾を仕掛ける所から始まっていく。最初は、それだけで内容が無さそうだと思ったけど、そこから始まり上手く繋がっていくもう一つの物語が面白かった。

今作は、中心キャストの5人よりも周りの吉田鋼太郎、大竹しのぶの演技がすごく良かった。
吉田鋼太郎はヤクザの組長である亀頭を演じていて、これでもかというほどの悪い役がぴったりと似合っていた。舞台を多くやっているからか、声の響きがすごくて、彼の与える圧が尋常じゃなかった。
大竹しのぶの出番は少なかったものの、綾野剛演じる秀人に惚れてしまう時の表情がとにかく可愛くて印象に残っている。

彼らのパワフルな演技がぶつかり合っていて、一体感はなかったけど、そこもまた楽しめて良い作品だと思った。
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