小栗旬の初監督作品。
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」や、
「トレイン・スポッティング」などの作品に大きな影響を受けていることは知っていた。
フタを開けてみると、キャラも展開も空回りしていて、完全にスベってる。
キャストは豪華だし、一人一人素晴らしい俳優だと思うんだけど、キャラ設定が残念。
カッコイイ台詞もなく、ユーモアのセンスもない。
高校生の仲良し5人組がバンドを組んで文化祭で披露するため練習する。
ありがちなストーリー。
中止になった文化祭に対して抗議するため教室を占拠して立てこもり。
ありがち。
爆弾が爆発。
あり…えねえよ‼
3億円が奪われ、ヤクザに脅され絶体絶命のピンチからの銀行強盗……。
うーん、ちょっとロックストックっぽいかな。
オープニングの演出も、ぽいかな。
大好きな映画風に撮ってみたぜ!て感じなんだろうが、脚本の構成が甘いかな。
ロックストックやトレスポと比べるとね、やっぱり残念だね。
吉田鋼太郎の演技が良かった。