とらキチ

ターミネーター2のとらキチのレビュー・感想・評価

ターミネーター2(1991年製作の映画)
5.0
「午前十時の映画祭11」にて鑑賞。
“この映画のストーリーだけは、決して誰にも明かしてはならない。あれから10年後の1994・ロス- 運命を背負ったタイム・トラベラー達に審判の日は、近づいてくる!”
映画業界において「パート2がパート1を上回ることは無い」という定説を見事ブチ破った作品。今回2週連続で観た、現在の視点からすれば「1も2も甲乙つけ難い」。
プロットがほぼ完璧。これで終わってればねぇ…(苦笑)。
でも初見の頃、ずっと思っていたのが、1984年あれだけトラウマな目に遭ったサラが、今作でよく全く同じ風態のターミネーターをすんなりと受け入れたよなぁ、という事。あのシーンであまりモタモタしてるとストーリー上のテンポが悪くなる、というのもわかりますが。そこがずっと引っかかっていたところ。
あの精神科医って前作で辛くも難を逃れてたあの人で、今作続投だったんですね😳2週連続で観てたから気付いた(苦笑)。
「プレデター」で密かに思ってた、「あのM134ガトリングガンをシュワちゃんが持ってたらきっとカッコイイのになー」が見事実現!武器庫で見つけた時のあのニヤっとした表情がサイコー!(笑)十重二十重に囲んでた警官隊を思いっきり蹴散らしてましたね!それに結構外ロケのシーンも多くて、LAの街並みが映るのも良い。
その映像表現が革命的だったT-1000。T1ではターミネーターの候補にランス・ヘンリクセンが挙がっていたというが、今作において、前作より進化した最新モデルのターミネーターを演じたのがランス・ヘンリクセンにそっくりの風貌を持つロバート・パトリック。彼もこの役でカルト的人気となったが、その後しばらくT-1000のパロディ的なオファーしか来なくなる。それでも今度は「X-ファイル」の3人目の主役に起用され、今では海外ドラマ界隈においては超大物の重鎮的なポジションにまで登り詰めた。ただの一発屋では終わらず、大したモノだなぁと思ってしまう。
当時の事でよく覚えているのが、シュワちゃんとT-1000のファーストコンタクトのシーンで巻き込まれて死んでしまうエキストラをしていた雑誌編集者、記者の小峯隆生氏が深夜TV番組の「EXテレビ」に出演して今作のレポートをしていたこと。
それとやっぱりGuns N' RosesのYou Could Be Mineでしょ!もう今では考えられない起用、組み合わせ!カッコイイっス!エンドロールで最後申し訳程度にかかるのもいいよ!(笑)
サラがダイソンを襲撃して、傷つけられてなお妻子と庇い合う姿を見て殺害を躊躇するところと、ラストの溶鉱炉での別れのシーンで泣けてしまった😢。

Hasta la vista, Baby!
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