新しく公開された3D版を改めて劇場で鑑賞。
かなり高いレベルの高画質化がされていて、
最近の映画と比べてもまったく見劣りしないクオリティの画面だった。
この作品は長い間自分的ベスト5に入っていて、
もう何度観たことかわからないくらい観ているのだが、こんなにも素晴らしい映画だったろうか。
ほぼすべてのカットがCGではなく本当に撮影されたものなので迫力が違う。背景の質感が違う。
そして、ストーリーがやっぱり良い。
ここまでの話をここ何年も観ていないことを思いださせてくれた。
T1000のCG表現はいま観てしまうとかなり低いレベルだが、
当時CGをあんな風に使った映画は無かったし、いまこれをやるとT1000にしか見えない。
改めて一大発明だったのだなと思う。
そして、エドワード・ファーロングが良い。
300ドル盗んで喜ぶ感じ。
オトナになってわかる愛おしさ。
母を想う気持ちと、T800との別れ。
自分が年をとって涙もろくなったからか、いろいろ経験したからかわからないが、
この映画で初めて泣いた。
今年劇場で観た映画の中で一番感動した。
それで改めて気づく、ここ数年の映画で真に新しいものはもう無いだと言うこと。
やはりT1000を初めて見たときのショックを超えるものは無かったのだと。
正直言って今年最高だと思っていた「ダンケルク」より良かった。
T2に対する思い入れが強すぎるのかもしれないが、私にとってはそう言う評価。
ジェームズ・キャメロン監督も言っているが、家のテレビでしかT2を観たことない人にぜひ観てもらいたい。
また私と同年代で26年前に劇場で観た人にも改めて観て欲しい。
まったく色褪せない傑作です。たぶん10年後に観ても変わらないと思う。