このレビューはネタバレを含みます
さよなら日劇ラストショウの、3D版にて。
多分幼少期に、地上波で最も見た映画の一つ。
ただ実は3D・劇場に加え、字幕や通常版をまともに見るのは初めてだったので、この期に再鑑賞。
吹替ではほぼ声変わりかけてるへも川さんボイスでお馴染みのジョンが、実際は声変わり前の見た目共々かわいらしいボイスだったことに今頃驚いた(笑)
自分の思い出や、恐らく一般的にも、マッチョなシュワちゃんの痛快SFアクション娯楽作として認識されがちだったのだが、
改めて大人になって見ると、ハードで予見的なストーリーから前作を踏まえたカット・アクション構成まで、実によくできていたんだなと、改めて感動。
個人的には、カイルが出てきたり、サラの心情変化や、実は前半アクションの細かい伏線を回収していたシーンなどが描かれ、より物語として厚みのある特別編のが、一映画としては好きなのだが、
それらがカットされたこの通常版だけでも137分もあり、今回の劇場鑑賞でぶっ通して見たことで、その長尺目一杯にサスペンスアクションが盛り込まれたゆえに、
このサイズが、劇場一般層にはちょうどギリギリの心地よさなのかなとも体感した。
ましてCMによるカットや、家で気楽に見れる地上波吹替が、いかにマイルドな鑑賞だったかというのがよく分かった(笑)
前述どおり、いつ見ても… いやむしろ大人になってから見返すほど、本当に時を越えて幅広く愛されるのを納得する、確かにSFアクションのジャンルを代表する一作だった!
ただ… 3D効果は、最初の字幕が出た時に奥行きを感じたくらいで、冒頭以外は3Dであるのを忘れるほど『これ3D化した意味…というか冒頭以外ホントに3D化してんのか?』と言わざるを得ない出来だった。
ただまた、3D化することで、去年は一時期劇場公開もされたようだし、それを引っくるめての意義を見出だそうとすれば、無くはないのかもしれない…(苦笑)
とりあえず、誰もが知ってる内容だからってしばらく見てない・まして観たことすらないなんてナーメーテールーベイビーは、地獄で会おうぜ!!