ジョン

皆殺しの天使のジョンのレビュー・感想・評価

皆殺しの天使(1962年製作の映画)
3.9
ブルジョア、無限の停滞―。

とある邸宅で20人のブルジョアが晩餐会を楽しんでいる。やがて夜が明けるが誰も帰ろうとしない。。。

邸宅から出ようとしないブルジョア。物理的に帰れないというより精神的に外に出られない感じ。水や食料も次第に無くなっていき、地獄と化す邸宅。
高そうなドレスやタキシードを着た人々が右往左往する姿が素っ頓狂で面白いし、邸宅の外側の人たちの困惑も描かれるのが好き。そんな人間たちを嘲笑うかのように動物がウロウロしてるのも好き。
ジョン

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