こしあん

ジェイコブス・ラダーのこしあんのレビュー・感想・評価

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)
4.5
気になりながらも長年見逃していた作品。評判通りの名作だった。これはスゴイ!
でも元日から観るような映画ではないけど😅

あまり情報を入れずに観ることをオススメします。

どこまでが悪夢でどこまでが現実か分からず、過去も現在もぐちゃぐちゃなんだけど、どんどん引きこまれていく。
急に来るフラッシュバックや画面の切り替わり方、クラクラするようなカメラワークが秀逸。
ジワジワと精神を蝕まれるような演出、雰囲気抜群。

「世にも奇妙な物語」の最高級にハードモードな奇妙さ全開なので、とにかく主人公ジェイコブと一緒に悪夢の中にいるような感覚で、観終わった後すっごい疲れた。
ストレッチャーに乗せられて、病院の中をグルグル連れ回されるシーンが最高に怖い。

時おり出てくる、息子のマコーレー・カルキンに癒される。まさに天使。

終わり方も素晴らしい。モヤモヤしていたものは最後にすべてスッキリ。

ところどころ、ゲームでこういうシーンよくあるよなぁと思ったら、「サイレントヒル」の元ネタだったんですね。激しく納得。
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