HarukaFukuda

チャイナタウンのHarukaFukudaのレビュー・感想・評価

チャイナタウン(1974年製作の映画)
4.0
いやあ、すごい映画でした。
70年代フィルムノワール。傑作。
全体的に退廃した空気感がここちよく、それでいてミステリアスなストーリーの雰囲気は引き込まれていきますよね。
小さな事件を引き受けたところから物語ははじまり、やがて巨大な陰謀が渦巻くとんでもない愛憎劇が明らかになっていく…サスペンス部分も言うことなし◎

まだイケメンなジャック・ニコルソン、脱力系でありながら芯にある揺るぎない正義感がフィルムノワールそのものでよかったです。謎を秘めた美しさのフェイ・ダナウェイも、マレーネ・ディートリッヒを彷彿とさせる綺麗な細眉が素敵。
ジョン・ヒューストンの気圧されるような存在感もよかった。
このキャストも素晴らしいです。
あ、あとポランスキー監督がカメオで出ていたんですよね。なんだか意外な風貌だった記憶があります。

そしてなんといってもラストだよね。
こんな衝撃的というか、静かに胸をえぐられるラストはなかなかない。うまいなあ。いくらでも悲惨なエンディングは作れるけど、こんなエンディングはなかなか作れないと思います。
遠景になっていくチャイナタウン、忘れられない、言葉をなくしてしまうほど圧倒的なラスト。