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小早川家の秋のtjrのレビュー・感想・評価

小早川家の秋(1961年製作の映画)
4.0
2015/11/29@ ラピュタ阿佐ヶ谷

おのみち映画資料館に行き、原節子さんがお亡くなりになり、小津をスクリーンで観たい欲が高まってるタイミングで鑑賞。
タイトルバックの黛敏郎の荘重な音楽からして小津らしくない、と感じる。冒頭のバーのシーンでも、加東大介と喋る森繁久彌の関西弁で早口な台詞回しに違和感。東宝配給でカメラマンも厚田さんではない(黒澤映画の中井朝一)などの違いがあれど、やはり一番はそのラストに驚き。
こんなにも無常観を露わにしたテイストは衝撃的で、もう少し小津が長生きしていたらどんな映画が生まれていたのか気になる。
「もうええかい」「もうええよ」のシーンが好き。あと浪速千恵子良いなあ。