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小早川家の秋のRのレビュー・感想・評価

小早川家の秋(1961年製作の映画)
3.4
色調や構図のバランスが美しい、度々出てくる赤色のモチーフが画面にアクセントを加えているのもすごく良かった

現代の映画とは違う良さがやっぱりあって60年代のファッションや生活習慣がそのままリアルに描かれていたり小早川家の女性たちの姿勢や話し方、歩き方、ファッションなどから当時の日本女性にとっての美学が垣間見えて面白かった

はじめて小津映画を鑑賞したが、役者は必ず画面の真ん中に配置されていたり、距離の固定されたショットしか使っていなかったり、会話のシーンで対角線上に配置された役者がそれぞれカメラを見据えて喋る形になっているのが小津調を見慣れていないわたしにとっては新鮮だった


あとところどころで挿入されている大阪のネオンの様子が今とはかなり異なっていてレトロでノスタルジックで個人的にかなり好みだった
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