ぶちょおファンク

イヴの時間 劇場版のぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2.5 中盤★2.5 終盤★3.5

吉浦康裕監督『サカサマのパテマ』の前作にあたる作品。
パテマの方が作画は巧みで(後発なんで当然ですが)
設定は奇抜でしたが、
如何せん全編に“宮崎アニメ”臭が漂いすぎているのが大きなマイナス点で、
せっかく天地逆さま二重引力という面白い設定(同設定で同時期公開の洋画『アップサイドダウン 重力の恋人』なんてのもある)なんだから
そのオマージュとも言える要素は勿体ないとしか思えなかった。。。

しかし本作ではそういった明確なナニかを感じる点は少なく、
ロボット・AIモノSFの基本の設定や展開で可もなく不可もなく。
アンドロイドの“天使の輪”のような表現はセンス良し!

とにかく何か大きなコトが起こりそうで起こらず、
物語は淡々と進み、
終盤での盛り上げと感動の部分が素晴らしかっただけに、
ここへのアプローチの仕方に物足りなさを感じる!
これまた惜しい!!

エンドロールで絵本風に明かされる
『イヴの時間』の誕生秘話、
そしてエピローグもあるので最後まで観ましょう!
っちゅうか、映画好きなら当然最後までちゃんと観るでしょうけどね!!!!!


2018年42本目