アンドロイドに心はあるのか
人々の暮らしにアンドロイドが実用化されて間もない日本の何処か……、AIと人の関わりを描く近未来SFアニメーション
設定が面白くて、中々興味深いストーリーでした。
人間とアンドロイドを公平に扱う隠れ家喫茶店"イヴの時間"に訪れる人々及びアンドロイド達にスポットを当てたお話。面白いのは、普段無表情で淡々と仕事をこなすアンドロイド達が店内では、まるで人間の様に感情豊かに生きているという点です。ロボット三原則にギリギリ引っかからないグレーゾーンの中で、アンドロイドの憩いの場所がそこにはあり、"人間かアンドロイドか詮索してはいけない"という店内ルールがあるのも非常に面白い。
科学技術の急速な発展により目まぐるしく変化していく時代の流れの中で、AIを法律やルールで縛ることの難しさを説いた非常に先鋭的な作品。AI時代の到来と共に再評価されること必至な一作と言えるのではないかと。
