さとさとし

イヴの時間 劇場版のさとさとしのネタバレレビュー・内容・結末

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

アンドロイドが実用化されて間もない世界。
主人公の家にもアンドロイドがあった。
ある日、そのアンドロイドの行動履歴に、命令とは関係ない場所があった。
不思議に思った主人公がその場所に行ってみると、そこは人間とアンドロイドが同様に振る舞うことを許された喫茶店、イブの時間があった。
心を持ったロボットと人間との交流の話。ロボット三原則とか出てきて随分懐かしい。手塚治虫を思い出す。激しいシーンはなく、緩やかな話なのだが、なんだかぼんやり眺めていたくなる。この感じ岩明均の「風子のいる店」みたいだ。
持ち主の名前を消されたロボットと最後のしゃべるのを禁じられたロボットの話は切なくて、よかった。
最後のスタッフロールで流れるシーンが意外と重要