そこで生きていることで家族が崩壊し、家族が欲しいと願う主人公がそこに生きているがためにさらに愛する人を失ってしまう。
それでもやはり彼女はそこに生きて、そこに居続ける、自分を捨てた人を待ち続ける
再び再会したとき、初めてそこから離れようとするが、結局、愛する人は再び自分のもとから消え、そして彼女は引き換えに家族を宿す
そこまでしてなぜ彼女は家族が欲しかったのだろう…彼女にとって彼を愛していたのか家族が欲しかっただけなのか…
冬の青森の厳しさが彼女の生きてきた人生の厳しさそのものだったのかもしれないし、実際そこに住んでいる人たちはどう感じているのだろう…