さとり

レオン 完全版のさとりのネタバレレビュー・内容・結末

レオン 完全版(1994年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

とても素晴らしく素晴らしい。
マチルダの寂しい顔はかなしい。
よくあんな顔が演技で、、!
換気扇のところは圧巻で、心苦しくなり、自然と涙が溢れてしまった。
もちろん、この映画は殺し屋目線で描かれているからこそ、レオンのマチルダの護り方に感動してしまう。つまりこれ麻薬取締局目線の映画殺し屋の2人にこんなストーリーがあってもさっぱり感動しない。殺し屋最低!で、終わるし、麻薬取締局か殺し屋、将来どっちになりたい?といつの日かの私に聞いたなら、きっと殺し屋とは答えないだろうし、殺し屋になる度胸もない。
けど、マチルダは殺し屋になると即答する感じ。弟を殺されたっていうのもあるけど。

この映画で、2人の中に愛ができたのはいつだろうと考えたところ、最初に出会った場面を思い出した。マチルダが階段でタバコを吸ってるシーン。初対面のはずなのに、出会ってすぐ2人の心の中には互いの存在があった、と今なら感じてしまう。

そして、この映画もkeyになるモノが出てきた
そう、鉢植え。

線香花火を見れば「この世界の片隅に」を思い出す。一瞬だけ、晴美さんを思い出す。そんなように、

鉢植えを見れば、「レオン」を思い出す。それで一瞬だけ、鉢植えの植物を植えるシーンと、サングラス姿のレオンとその隣を歩く華奢なマチルダを思い出す。そんなような感覚になってしまいそうです。
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