づかし

レオン 完全版のづかしのレビュー・感想・評価

レオン 完全版(1994年製作の映画)
3.3

殺し屋と12歳の少女が気づかぬうちに互いの心の空洞を埋めていく


展開:ー★-ー-:退屈
新鮮:--★--:定番
配役:★ー---:違和感

人との触れ合いを避けてきたレオン、恨みを抱え、マセているようで子供の一面を残すマチルダの歪な関係がとても伝わりやすく描かれていました。

物語の展開の速度は、描写の切り替えが多く、若干無駄にも感じたが、レオンの感じている緊張が映画全体に伝わっているようで、退屈せず観れました。

設定としては、序盤こそ奇抜さを放つものの、その後の進行はわりとベタ。1994年の作品であることを考えると、他の作品がこの作品をなぞったのかもしれないが、順序的にそう感じてしまったのはしょうがないのかなと思います。

ジャンレノ、ナタリーポートマン共にこれ以上ないくらい適役に感じましたが、印象に残るのはゲイリーオールドマンでしょうか。
ただ陰湿で強敵、そういった理由で目立つのではなく、魅力的な敵役はこれかと感じました。
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