順慶

レオン 完全版の順慶のレビュー・感想・評価

レオン 完全版(1994年製作の映画)
4.5
午前十時の映画祭。
多分、劇場公開時に観て以来2度目の鑑賞。完全版は初めての鑑賞(多分)。

エリック・セラの音楽がエモーショナル過ぎると思ったけれど、やっぱりこれは名作だった。
ジャンレノもナタリー・ポートマンもゲイリーオールドマンも最高だった。

完全版はレオンと12歳のマチルダが心を通わす過程を22分を追加して描いているらしい。余計だと思っていたそのシーンは、とてもかわいかった。いや、やっぱりやりすぎか。

マチルダの表情はずっとかわいくて、ときおりはっとするほどセクシーだった。マチルダの方が大人でレオンの方は子どものように描いている。いいバランスだと感じた。

観葉植物の植木を友だちと言いながら、レオンは自分に重ねる。朝になると日に当てるというルーティン。

改めて見てもゲイリー・オールドマンの演技はすごかった。精神安定剤を飲んだ後のあのアクションは狂気だ。ラストの「エブリーワン!」と叫びは怖かった。

なんとなくトニーは信用できなかった。あいつ金をくすねて、ちょっとずつしか渡さないのだと。
順慶

順慶