僕らロサンゼルス映画学校生による
【ゾンビ映画トップ5----第3位】
かなり熱い討論になりましが、3位はダニー・ボイル監督のイギリス映画『28日後』
僕は今作の『28日後』がゾンビ映画としてではなく一本の映画として大好きな映画なんですが、凶暴になるウィルスが元凶だからゾンビ映画じゃないっていう意見もありますが…まぁそいつはめんどくさいんで無視します。笑
あらすじは…
医療研究所から広まった感染症が一気にロンドンに広がる。
感染が始まってから28日後、病院で目を覚ましたジムはゴーストタウンと化したロンドンを目にする。
『ゾンビ』や『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』などの2000年以前のゾンビ映画は民家やショッピングモールを舞台にしたゾンビから逃げる人たちに焦点を向けた映画だったのに対し
今作は実際にゾンビが社会全体を襲った時どうなるかという点に焦点を当ててる映画
まさに今あるゾンビ映画、テレビの基盤であると思う。
荒れ果てた街を彷徨う主人公や
軍隊による対ゾンビ作戦
人間の本性、
今ではよく見る映画の内容だけど
この映画がそれの初期でもありどの映画よりも上手くやっている。
この映画を観ているとエボラなどのウィルスがパンデミックを起こしたら実際こうなるんだろうなと思える。
やはりこの映画も重いメッセージがあると思う。
正確にはわからないけど多分この映画が走るゾンビのオリジナルなんじゃないだろうか
個人的には走るゾンビはゾンビじゃないと思うけど細かいところは置いといて
ホラー描写が素晴らしい。
あとこの映画の素晴らしい点は編集とディレスティング。
まるでモンタージュのような編集にアブノーマルなフレーミング。
ボイル監督のスタイルは本当に素晴らしい
第一幕のロンドンの描写も素晴らしいけど
第二幕以降の人間の本性の描き方はもっと素晴らしい。
基本、リメイクや二作目以降は
一作目を超えられないけどこの映画もやはりそう。
2作目の『28週後』はボイル監督のスタイルの良さは監督が変わったこともあって薄れているしただのパニック映画に成り下がってる。
スケールは大きいしアップグレードはしてるけどそれだけの中身のない映画になってしまってる。
新世代のゾンビ映画なだけでなく
ボイル監督の独特のカットやフレーミングは本当に素晴らしい。
