ウディ・アレンの影と霧の作品情報・感想・評価

「ウディ・アレンの影と霧」に投稿された感想・評価

Otun

Otunの感想・評価

4.3
馬車馬が続き、近頃はまたフィルマークスをおサボりさんな私ですが、そもそも私がフィルマークスで1番モチベーションにしている事は「ウディアレン作は全てレビューする」と言う事。もちろん、誰にも頼まれてない。
しかし、そいつも、気づけば6~7割はしたかしら。
で、今作。
「ウディアレンの影と霧」。再見。初レビュー。

モノクロの映像の中で描かれるのは、霧に包まれた夜の街。光や視界を完全に遮断する濃霧。そんな不気味な夜にあの連続絞殺魔がまた街に出没した。

作品を通して、深い霧がかかった中進む物語。
その、ほんの少しの先も見通せない世界が、そこにいる人々の恐怖、狂気、おかしさをむちゃくちゃ上手くあぶり出す。

作中のヒトコマ。
もしかして、この濃い霧の先に例の絞殺魔がいるのかな。すぐその先にもしかしているのかな。いないのかな。いや、いないよね。
いたー!ギャーッ!!。え。え。違う。なんだ社長か。よかった社長。いや、よくないよくない。社長やん。ギャーッ!!。

とか笑。もう観客も想像力で、主人公のウディアレンと同じ呼吸でみちゃうから楽しくてしょうがない。
後は、豪華なキャスティングの数々。
是非とも、キャスト一覧を見てもらいたいです。

とまぁ、私、ウディアン作の中でも大好きな一本。
monaminami

monaminamiの感想・評価

4.0
影と霧に包まれた一夜の出来事が、マジックのように。
やたらと豪華な皆様と、ミア・フォローにジョン・キューザックって今となってはmetooがチラついてしまう...
otom

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4.0
久々。カフカの審判風でありつつも、しっかりとウディ・アレンになるってのは凄いねぇ。更には美しく幻想的で見事な霧具合(ストーリーも含む)。また、神ネタに自分の存在すら信じられない等々の名言が今作にもどっさりある。無駄に豪華な面子のミア・ファロー期の終わりの方のやつ。良作。
今まで見た映画のリストを作っています。レビューは後で記述します。
どんな思想にも属さず、感情的にならないように、可能な限り中立的な立場で映画を撮るのだ!という情熱に感動しました。ウディアレンの人間性やコンプレックスまでもが浮き彫りになるほど徹底的。でもその結果、結末の純度はかなり高い!

それぞれのシーン自体も素晴らしいし、テンポもいいから楽しい。

偏屈な寅さんて感じで、とても好きでした。
もた

もたの感想・評価

3.8
サスペンス路線のウディ・アレンは外れも多いイメージだけど、これは面白かった。『影と霧』の題どおり、ドイツ表現主義ばりの影の協調と、霧の中のシルエットがモノクロとあいまって美しい。くっついたり離れたりの恋愛要素を軸として、軟弱なウディ・アレンとミア・ファローが出会うというお得意のプロットのため、20世紀初頭の時代設定と抑制の効いたクラシックな画面に、もはや意味はない。
insomnia

insomniaの感想・評価

3.4
ウディアレンはどうしてこうも弱々しい人が似合うのか。
何だかシュールで笑ってしまうこの雰囲気。
ファンタジーさもありながら、一応?サスペンスでありつつ。
気楽に楽しめて、ウディアレンらしい作品。
とにかく最近ミアファローが気になっているので個人的には贔屓目でかなり好き。
犬

犬の感想・評価

3.5


連続殺人が起こる町に集う人間たちが織りなすミステリアスコメディ

白黒

タイトル通り雰囲気あります

彼女をめぐるお話

犯人を追いかけ
ストーリーはまあまあかな

地味に俳優陣が豪華
R

Rの感想・評価

3.6
ウディアレンの白黒ということでかなり期待して見たけど、あんま好みではなかったかな。舞台となる場所は、タイトルのごとく霧が覆う夜の街で、光が霧に分散するので夢の中のように幻想的。人の表情も見づらく、誰が近づいて来てるのか間近になるまで分からないくらい。それが常に微妙な不安感を煽る。街では連続殺人が起きている。犯人が特定できず、警察も役にたたないため、自警団のグループができあがる。彼らの一員ってことになってるのに、誰からも何も教えてもらってないクラインマンは、自分の役割が何なのか分からないまま、みんなに引っ張られ、配置に着くよう言われる。けど、配置がどこなのかも分からないので、ただウロウロするしかない、そうこうしてるうちに、ひとつまたひとつ殺人が…という感じのカフカ的ストーリーを軸に、サーカス団の夫婦、娼館の女たちなどなど、クラインマンのさまざまな人とのエンカウンターとボヤキを描いていく。まず、一番のポイントとなる映像ですが、かなり好みがわかれるであろうタッチ。個人的にはコントラストのパキッとしたモノクロが好みなので、本作のボヤッと俳優の顔もちゃんと見えない感じは見ててちょっとしんどかった、ってか眠くなった笑 テーマに沿った映像なんやろうけど。好きな人にはたまらんのでしょう。画の構図はすごく好きでしたよ。テーマとしては、ごく最近のやつも含め、今まで見たいろんなウディアレン映画の様々なテーマを凝縮して盛り込んでるのを、アレン君がいろんなところでしゃべくり散らすみたいな感じで、少々の眠気と共に一回見ただけだと、全体に脈絡があるよーな、ないよーな。何度も見てる人に実際ちゃんとした筋道があるのかきいてみたい。具体的にどんな話してたか書いときたい気もするけど、とっちらかってる感じのためあまり記憶に残ってないし、いつものヤツやなって感じっす。すみません投げやりで。ビックリするのは出演者の豪華さ! しかも公開当時はまだまだ無名だった現在の大スターたちが次々に出てくる! ファーゴのシワがちな、ふてくされた犬みたいなおっさんまでもが若くして出演してるし、マドンナ出てるし、あの人も!この人も! と驚き。あと、見せ方めっちゃベルイマンしてません? いろんなベルイマンを彷彿させるんやけど、気のせいやろか? あのサーカスの人たちの感じとか娼館の中の会話シーンとか。他にも東西の昔の映画をいろいろ思い出させるシーンがあって、どれくらい狙ってるのか確認したくなった。ただ、たとえばそういう昔の名作たちを全然見てなかったとして、本作だけを見て面白いと思えるかな?と考えると、難しい作品な気がしちゃいます。うーん。まぁまた気が向いたら見直してみます。くらいの感想です。
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