シネマトグラファーのカルロ・ディ・パルマにいい仕事をさせている。ドイツ表現主義的映画のように影を際立たせる場面もあるが、全般に暗くハイライトすらないモノクロ画面が続く。これは映画館の暗闇にこそふさわ…
>>続きを読む1920年代の中央ヨーロッパのとある町で起こる連続殺人とそこに集う人間たちが織りなす一夜。
自警団、サーカス、娼館、警察、教会、、など次から次へと様々な人々の事件に関係あったりなかったりする行動が…
主人公が不条理な出来事に巻き込まれるのはカフカ的だと言える。
クルト・ヴァイルの曲が使われていたり、フリッツ・ラングの『M』のようなストーリーなど、ドイツを意識しているのかもしれない。
ジョディ・フ…
1920年代、とあるヨーロッパの街で凄惨な連続殺人事件が起きていた。犯人を突き止めるべく、一人の平凡な市民クラインマンが駆り出され、街中を出歩くことになるのだが…。
今何かとネガティブな意味で話題…
このレビューはネタバレを含みます
85点
薄暗く怪しい霧と、男の影、ゾッとするような情景だけど、なぜだか神秘さを感じた。
モノクロで、夜を舞台にして、殺人鬼、コンクリート、霧、貧乏な赤子を持つ未亡人、娼婦、重い要素しかないはずな…
ウディ・アレン観てなかったシリーズ。
いつものしゃべりまくりの皮肉の効いた面白い感じとは違って、ちょっとシリアストーン。
あとはタイトル通り、常に霧が立ち込めてるから正直観づらい。
アプローチ…