機械化AI化が進み便利になる世の中に警鐘を鳴らすという、古いのに新しいテーマだった。
ブリキン島もホテルもかわいらしいのにどこか不気味で白々しい。何かを隠しているのに楽しくユートピアを演じて、ナポギストラーと戦える人を捕まえようと狙ってるのって、怖くない?
地下迷宮は小さい頃夢にまで見るほどわかりやすく怖かったけど、改めて見直すと、ロボットが人間を収容所に閉じ込めて、「人間なんて生かしてもしょうがない」「人間にエサをやる」というセリフまわしにぞっとした。
結局、コンピュータウィルスがナポギストラーを倒す最後の手段であり、技術をもって技術を制すのは主題的にいかがなものか?って気もしたけれど、ナポの「お前たちは人間のしぶとさを知らんのだ!」と人間を怖れるセリフに集約されるように、人間の力強さを感じ取れるストーリーになっててよかった。
主題歌は超好み!