ドラ映画14作目
公開当時中学2年生 14歳。
私は小学6年生から、日記をつけている。
毎日必ず書くわけではなく、何か書きたいことがあったときに不定期に。
凄く嬉しいことや、凄く悲しいことがあった時、日記に本心を書いておくことで、自分の気持ちを整理していたのだろう。
大人になってからは、3年日記・5年日記へと移行し、3日に1日度程度まとめて書いているが、書くスペースが小さいので日々あったことを簡潔に書く覚え書きのようになってしまっている。
それはそれで良さはあるのだけれど、1つのことについて突き詰めて書くことはない。
子供時代、青春時代書いていた日記を大人になってから読むと、まったく忘れていた出来事に再び出会い、その当時の自分の生の言葉に、こんな事を考えていたのだと驚く。そして、日記を読み返して思うのは、子供と子供ではないの境界線があるのなら、中学2年生の歳だったのかなということだ。この頃から、書いている事が、今の自分のものの見方や考え方と繋がっていると感じるからだ。
だから、この作品は私にとって子供時代最後のドラえもん映画。
無人のホテル、暴走するスキー、壊れ海の底に沈むドラえもん、出られない地下迷宮、人間だとバレそうになるジャイアン・スネ夫、いーとーまきまき いーとーまきまき ひーてひーてとんとんとん。
ほかのドラえもん映画と比べて心がざわつく場面が多いように思う。
が、嫌いではない。面白かった。
子供の為に作られたドラえもん映画を、のび太達と同じ子供としての目線で一緒に冒険し、純粋に楽しんだ最後の作品。