このレビューはネタバレを含みます
海に沈む。私はあそこで1度死んだんだなっておもった。
ほんとうにいいの?それでいいの?死んでしまったのだから、しょうがない。
海に沈むピアノも海辺のピアノも美しくて。
言葉を話せるのに話さない彼女は、じつは、ず〜っと自分を求めてほしかったんだなって。なんか、ふつうのひとだったんだなって。
みんなふつうだし、みんなふつうじゃなくって。
憧れてやまないあの人だってきっと生きているんだからふつうだよ私と同じように。
嫌というほど毎日一緒で切り離せないうんざりしちゃう自分だってふつうじゃないんだよきっと。