キャサリン子

ブリキの太鼓のキャサリン子のレビュー・感想・評価

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)
4.0
1979年のアカデミー賞外国語賞、カンヌ映画祭パルムドール受賞作品。

大人たちの醜さに幻滅したオスカルは、3歳の姿のまま成長しないことを決意。
階段から落ちて自ら成長を止め、叫ぶとガラスが割れる特殊能力を身に付ける。


フォロワーさんのレビューを拝読して興味を持ち、軽い気持ちで鑑賞。
そんな自分を恨みたくなるほどの強烈な作品でした。

母親は叔父と不倫中で毎週木曜日に密会を重ねた挙げ句、妊娠。3歳のまま一向に成長しない我が子のことで悩んでいたのもあり精神病んで自殺。
その後父親は若い家政婦と再婚。その後妻と3歳児のくせにセックス。

なんだかもうめちゃくちゃな設定です。



母親の胎内にいるのに目を開けてるオスカル、そしてそこから這い出るシーン、狂った母親が無我夢中で生魚を食い荒らすシーンなど、ところどころグロい場面があるのですが、馬の首から大量のウナギが出てくるシーンが極めつけのグロでした。
吐き気を催し、食欲無くなった…(泣)
しばらくはウナギとか魚は食べたくない。トラウマになる人も少なくないと思います。
マジで閲覧注意レベルなので、それでも観たいという強者は心してご覧ください。


私は映画には、どんなメッセージが込められているのかを洞察するのが好きなのですが、この作品にいたってはどうでもいい。
なにかメッセージがあったのかも知れませんが考える余力が全く残っていません。
ですが、かなりのインパクトを残してくれたという意味で、このスコアとしました。
キャサリン子

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