超空間コベ

ブリキの太鼓の超空間コベのレビュー・感想・評価

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)
4.0
―――昔々、ひとりの太鼓叩きが居た。
名を、オスカルと云った。

この何やら曰く有り気な、太鼓を携えた男の子のビジュアルが妙に気になってて、ベストムービーに挙げている方も多いので、いつか観てみたいと思っていた。

…いやぁ~、ヴァーホーヴェン監督作に劣らぬ変態映画でしたね。☆(笑)

超音波でガラスを破壊し、太鼓で群衆を煽動する、
自ら成長を止めた永遠の3歳児・オスカル。(実際は5歳くらいに見える)
子供らしく泣き喚いて見せるかと思えば、時おり見せる
「フッ…」
な大人びた笑みとか、堪まりませんなぁ。♪

目をクワッ!と見開いて、姉ちゃんの陰部にむしゃぶりついたり、
イエス様の像に太鼓を持たせて
「ほれ、叩かんかい!」
とほっぺたをビシャいたり、
ソ連軍が踏み込んできた時にアレしたりと、色々と楽しい坊やだ。☆

劇中だけで3人もの女性とベッドイン。
しかもその一人を妊娠させてしまうという…。

・「玄関開けたら2分で○○」というAVシリーズがあったが、ここでは30秒ほどかな(笑)

・なるほど、あの地方は、あないして鰻を捕りおんや…。
ポーランドで鰻だされても絶対食えへんぞ。☆(笑)

・死にかけた戦友にカードゲームを強要し、
「しっかりせえ!続けんかい!凄い手がキタんじゃ!!」
などと掴みかかりながらイカサマするヤンとか。

・小人の女性、なかなかグラマラスなボディでしたね。♪
ヘルツォークの名前が出て来た時は
『小人の饗宴』キタか!?と思ったけど。

「オスカル君、我々小人や道化は、
大男のためのコンクリートで踊ってはいかん」
←このセリフが、ひとつのポイントだね。

「―――ばあちゃん!」
って、あれ日本語だったよね?←たぶん違う
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